外交の立役者が総理を支えている。
先月の外交といえば、アメリカ大統領選後の
日本とアメリカの安保条約についてがメインだっただろう。
安倍総理訪米前には、河井総理補佐官がトランプ氏とのパイプ作りのために
周辺要人たちとの面会を重ね、首脳同氏の直接会談の土台作りをした。
実は、地元広島での活動も欠かしていない。
沿道で早朝から演説する姿にも、世界と戦う一面とは別の顔を
うかがい知ることができる。
直接会談をするということ。
プーチン氏が外国の閣僚と個別に合うのは非常に珍しい。
日本側からの要請で実現したということだが、
事前に総理の意向を伝えておく役割として非常に効果が大きいと考えられる。
常にニュースになるのは、トップ同士の会談や
トップ本人の発言であることがほとんどだが、
事前に親書を渡したり、会談の意向を説明したり
あるいは、問題の提起があったり、、、
政治にはこの根回しがいかにスムーズに運ばれているかが
実は最も重要なことなのかもしれない。
そのように考えた場合、総理が訪問する前に
総理の命により事前に周辺人物とコンタクトを取っていることの多い河井補佐官の役割は
新聞や週刊誌で取り上げられ私たちが見聞きできること以上に
総理にとっては信頼のおける仕事をこなしているのだろう。
総理の動きの一歩前を見ると、政治がもっと面白く見えてきそうだ。